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2023.09.21

徳願寺に行ってきました。

9月上旬、徳願寺さんに伺って来ました。

徳願寺は室町時代から続く、由緒あるお寺です。曹洞宗であり、永平寺と総持寺を総本山としています。

静岡市街から車でおよそ15分ほどの場所にありますが、山道を登った先にあり、静岡市街から富士山まで一望できる素晴らしい景観の場所にあるお寺です。冬は東京都の方まで見えるそうですが、この日も安倍川から静岡市街、富士山まで良く見渡せました。

お寺の中を拝見させていただきましたが、建物は古く趣があり、歴史を感じます。

本堂にはご本尊である千手千眼観世音菩薩が置かれています。この観音様は、奈良の大仏を作った行基が、聖武天皇の病気回復を願って作った、安倍七観音のうちのひとつだそうです。本堂中央の頭上の彫り物は龍・鹿・狐などが彫られていますが、静岡浅間神社と同じ彫り師の方のによるものであることなどをご住職である岩上住職が話して下さいました。

境内を歩くと、今川義元の祖母、北川殿のお墓があります。その左手には墓所があり、永代供養塔である大きな観音様が静かに見下ろしておられます。

当日は残暑の最中でしたが、緑色濃く、静かな境内はとても落ち着いて気持ちがいいと感じました。境内はどなたでも見学して良いそうです。普段は、かわいいアヒルもお出迎えしてくれるそうなので、皆様にも、ぜひ徳願寺のご参拝をおすすめします。

 

↓千手千眼観世音菩薩

 

案内係 片山