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2024.03.04

相続について

今日は少し【相続】について簡単にご説明します。

 

相続って何? 

 相続とは、身内が死亡した場合に、その身内が保有していたすべての財産権利を、配偶者や子供などの身分関係にある人が受け継ぐこと。受け継ぐ人を相続人といい、亡くなった人を被相続人といいます。

 

:相続とは法律である 

 民法882条によると相続死亡によって開始すると定めてあります。

 お金がないから財産が無いとか、養子だから相続関係無いとか、お金持ちだけの問題でも無く、兄弟の仲の良し悪しでも無く、亡くなったら必ず相続は発生します。全ての人に関係があります。

 

:相続の優先順位 

 まずは遺言の確認。財産の分け合い方が記載されていたら最優先で従います。

 遺言が無ければ話し合い。遺産分割協議と言われてます。

 話がまとまらなかったら法定相続分で分割。相続で揉めたことを争族といいます。

 つまり遺言が大事。争族を防止するには終活と遺言の準備を!円満、円滑な財産の継承を!

 

:遺言の必要性 

 健康なうちに書いた方がいい。認知症と一度判断されると法律行為が出来ず、例えば、銀行預金引き出し、保険の解約、土地の売買が出来なくなる。判断能力が無いと有効な遺言と認められないため、法律上無効となる可能性が高くなる。

 遺言とは法律上、身分関係財産関係に関する意思表示をするもの。

 

:困ったら専門家に任せる 

 遺言や遺産分割に関する専門家を挙げると、司法書士弁護士税理士行政書士などがいます。

 司法書士は相続人が誰になるかなどを調べることが出来ます。これを相続人調査といいます。

 弁護士は法律全般についての専門家で、遺産相続でも、あらゆることを相談できます。

 税理士は相続財産の調査遺産分割相続税の申告を依頼、準確定申告を依頼をすることが出来ます。

 行政書士は官公署への書類提出許認可申請代理などを行います。

 

:相続の対象とならない財産 

 墓地、墓石、仏壇、仏具、これら相続財産に含まないです。資産家の方が先にお墓建てよう、仏壇作ろうという話がある。これ豆知識です。

 

 相続は、一見難しいようにも見えますが、相続にとって一番大切なことは、ご自分の財産の洗い出しをすることです。エンディングノートなどにご自身の財産が何があるのか、何を残しておきたいのかをまとめ、できるところから終活をしてみましょう。

 案内係 田村